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2018年2月5日朝のNHKテレビでHPVワクチン ニュース
NANAさんには前回掲載の直後に連絡していますが、何の応答もありません。よって、オッズ比について種明かしをする予定でしたが、速報性が重要と考えてこちらを掲載します。準備していなかったので、追加修正もあるかもしれません。

2018年2月5日朝のNHKテレビニュースで、昨日の厚労省の子宮頸がんワクチン専門家会議を伝えていましたが、子宮頸がんによって子宮頸全摘後の患者と、相変わらず接種後のギランバレー症候群(脱力)というものの全身疼痛の少女とを、後者にかなりの時間をかけて紹介していました。ギランバレー症候群はどのワクチンにも例があり、ワクチンと関係ない例もみられますが、疫学調査で子宮頸がんワクチンとの関係は否定的です。ギランバレー症候群で腰痛などはありますが、全身が痛いとかは別な病気です。厚労省はその中でギランバレー症候群とされた例で神経伝導検査まで示して診断した数がいくらあるのか明らかにすべきです。
 なすりつけ派だけでなく、会社側も賢い弁護士の戦略で、はれものには触らず、ワクチンの損得で接種再開に持ち込めると思っていたでしょうね。番組どおりだとすると、子宮癌予防10万人に約200人、ワクチン後異常10万人に約90人という紹介でしたので、6連装のロシアンルーレットより悪いクジを引く人いるでしょうか? かねて言っているように、臭いものに蓋が間違いです。

 報道としては、患者はその主治医が紹介するべきです。症例を疑問としている医師ならそれも率直に、症例が真だとする医師ならその責任で紹介されるべきです。ニュースではどういう医師がどう言っているか全くわかりません。なすりつけ派医師もいるはずなので、ニュース作成ができないはずないですから、このようにすべきです。

 村中さんの本はまだ入手していませんが、権威よりも、凡人でも理解できる事実を示していくことが必要です。

子宮頚がんワクチン副反応77
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)」

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子宮頸がんワクチン | 16:32:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
NANAさんの意見に答える2
前回に続き、その2に対する反論です。<>は彼の引用、「」はこちらの言葉です。 以下、本文。

<<村中氏が「p値0.0162で有意差はない」と書いている出典(記事もしくは論文)を教えていただけますか>「鹿児島大発表が対照群としてHLA研究所の千単位の検査数使ったので、村中記事の「HLAアレル頻度はFisherのExact検定によりp値0.0162で有意差はない」になりました。これでNANAさんの誤解はなくなったでしょう。」 十分な統計検出力(症例数)がない段階のパイロット研究に対して、村中璃子氏やPOWriter氏のように、「有意差はない」の結論が既に出ているかのように言うのは、疫学統計的な観点からみて正しくありません。>
 これがNANAさんが科学者でない現れです。科学者は証拠に基づいて議論をしますので、あの池田氏でさえこの言い方はしないでしょう。数が少なくて有意差が出ないなら「差があるとはいえない」となるのです。村中さんも私もそれ以上のことは言っていませんが、それで充分なのです。「疫学統計的な観点」などあなたの身に合わない表現ですね。

<POWriter氏が指摘するように、対照群としての日本人母集団のHLAアリル頻度について疫学的に妥当な数値を設定するためにはクリアすべき課題があるのはたしかですが、それは無理、不可能なことではありません。ですから、問題点があるなら淡々と指摘し、どうすればそれがクリアされるのかということまで含めて提言することが真っ当な科学的批評態度ではないでしょうか。略 POWriter氏ならその能力はお持ちだと察します。それを建設的に発揮してもらいたいものです。それが医学者、科学者たる矜持ではないでしょうか。>
 「最低でも地域別に人口比に応じた標本数など、理論的に正しく行わないといけません。」とPOWriter氏が問題点を「淡々と」指摘し、これを解決するように求めて「提言」しているのですから、POWriter氏の論は「真っ当な科学的批評態度」だと、NANAさんも認めざる得ないはずを、おかしい風に言っていませんか。

<表3 略 一定の疫学統計的な検討や処理がなされた>
 その表中の研究では正しく処理されたはずですが、鹿児島大学も信州大学もそれをやらなかったのです。POWriter氏の指摘を受けて、言いだしっぺの鹿児島大学はHLAについて有意差を言わなくなったと書評にかいてある(*1)通りです。

<(オッズ比がそんなに高くない)そういった疾病ではHLA検査は疾病を高い確度で診断するのためのツールとはならないかもしれませんが、発症のリスク要因としての情報提供や、疾病の原因や病理の解明ひいては治療法探索のための有用な知見を提供するものになると思います。>
 「特異度(specificity)=D / ( B + D )は4割でとても低く」ということの臨床的な意義が分からないのは、NANAさんは医師ではないので許してあげますが、NANAさんでも理解していそうな、次のデータでのオッズ比とその95%信頼区間はいくらですか?そして、その意義をお得意な「疫学統計的な観点」から論じてください。答えをお待ちします。私のブログのコメントは誰でも書くことができますので。
(提示開始)
 HLAについては引っ込みがつかなくなった鹿児島大学とちがって少しは客観性がありそうな信州大学症例で該当HLA保有者は10例、非保有者は4例でした。一方、鹿児島大学が引用した研究における対照群の該当HLA保有者は64%(非保有者36%)でした。(*1)
 症例発表に近い平成26年3月までのHPVワクチンの副反応は全体で10万接種対27.8人、重篤は10万接種対6.9人でした。頻度0.000278の「全体」には他のワクチンでも見られる軽い症状も入っています。より核心に近い重篤の頻度は0.000009になります。
症例数に達する対照数は、3接種を1人としてその頻度から計算すると、重篤では51852人となります。よって、対照群で当HLA保有者は33185人、非保有者は18666人になります。これらを2x2表に配することができます。

          副反応発症群  異常なし対照群
該当HLA+     10人         33185人
該当HLA-      4人         18666人

 これがHPVワクチンを受けた人における該当HLA保有の分布になります。報告数が増えればその分対照数も増えるだけです。
(提示終了)

<POWriter氏のブログ記事の個々の記述には妥当なものもありますが>
 ほめていただいてありがとうございます。
<全体の議論の運び方には相手を貶めたいという目的が先走りした強引さと恣意性を感じます。>
 どういう点が強引か教えていただかないと負け犬の遠吠えになりますが。

<「ワクチンの接種前に検査を行い、この遺伝子がある人は接種しないといった予防法の開発にもつながるという」という発言について。 仮にそのような発言があったとしても、『ワクチン接種を判断する上での副反応発症のリスク要因情報のひとつになる可能性がある』といった趣旨の発言だったのではないかと思います。そうであれば特に問題にされる発言ではありません。仮に、引用されたような発言があればそれは問題と言えるかも知れませんが、さすがにそこまで拙速な発言があったとは考え難いです。>
 ここらからNANAさんがHPVワクチン問題について流れを知らないことが明らかで、発言が問題であるかのように考えるなど頭が混乱(*2)していますね。その発言には何の問題もありません。検査の特異度が高ければ。

 海外ではしっかりした疫学でHPVワクチンの安全性は確証されており、わが国で確証されていない副反応が多いことの説明に動員した、東アジアに多いHLA- DPB1*05:01保有率が、このHLAが少ないデンマークにも報告が多いことと合致しないとPOWriter氏に指摘されて、棺おけに入った議論であることが、NANAさんはほとんど理解できていません。科学的トレーニングがない主婦でもおつりの計算できる人であれば、たやすく理解できることですよ。

HLA議論1

オッズ比でも何も言えず、鹿児島大学もどう対面を繕って逃げるのか苦心しているのに、NANAさんのおかげで蒸し返えされて、さぞ迷惑でしょうね。お気の毒。

(*1)書評から引用、「2016年11月の荒田論文では、HLAについてはわずか片段7行、全角換算130字分スペースで保有率(ブログのとおり健常者で62-64%)のみ記載、理由のとおり有意差については一言も述べず、考察もなしですから、彼らの完全な負けです。」
(*2)前回も指摘した、彼の<有意水準p値=0.0162という数値を示して「有意差はない」としたのであれば、相当な数の症例データが集められたことを意味しますが、副反応被害者を一切診ていない村中氏と松田氏はそれをどうやって得たのか不思議です。村中氏が「p値0.0162で有意差はない」と書いている出典(記事もしくは論文)を教えていただけますか>も、HPVワクチン問題を少しでも知っている人には開いた口がふさがらない程の、愚問です。

子宮頚がんワクチン副反応76
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)」

子宮頸がんワクチン | 18:05:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
NANAさんの意見に答える1
 職場を変えるためブログを休んでいました。2017年10月に回復期リハの病院に移り、半側空間無視の検査プログラムを作るためPythonの勉強など、大きな意義を感じて楽しく働かせてもらっています。ワクチン問題より重要と思われるインスリンのスライディングスケールについても出版を目指して原稿書きしています。

 ワクチン問題についても、紹介したい本などありますが、本年2018年1月20日にNANAさんが私に反論というのを見つけたので、先に正しておきます。私は、科学者としてのトレーニングを経ていない中高生や主婦などに誤解があっても責めるのではなく教えていくという姿勢でブログをやってきました。しかし、知識人や知識人のふりをしている人には遠慮なく断じていきます。

 経過ですが、村中さんの記事に対する「宇多田ヒカルのファンさん」の記事に私が徹底回答をして、村中さんにおかしいところはないことを論じ、なぜ同氏のブログで正々堂々と意見を述べないのかと指摘しました。本来、アマゾン書評は、本に対する意見は載せるが書評子間の議論は載せないという方針なので、私の投稿もかなり苦労しました。本の執筆者が意見を載せられない仕組みなのに、同氏が村中さんに質問をしており、答えられないことがあるかのように読者に思われないよう、公正を期すために私の論議を乗せるべきではないかと運営者に訴えて、やっと認めてもらったのです。
 NANAさんも村中批判でしたが、これに対する反論を書いても先の理由からか載せてもらえませんでした。そこで、私のブログでNANAさんに対する回答を載せました。その内容から女性かと思っていましたので、「ネット検索して書評に記した日付の記事をたどれば分かったと思いますが、されていないようですね。重複略 村中さんが独自の研究をしたように誤解されているので、この問題に関心を持たれて日が浅いのでしょう。そのような方を大事にしたいと考えて、できるだけ分かり易く説明します。(もしNANAさんが専門職の方であればバカにされたと思わずに、当ブログが一般市民に対する科学的説明を目指していることをご理解して、許してください)」と書きました。

 今回、昨年9月に彼のブログでその回答に2つに分けた反論していたことを知ったのです。NANAさんは「某国立大工学部卒 職歴:色々」とのことです。その1に対する私からの反論が今回分です。大して内容もなかったので、こちらの反論もそれなりで、ボクシングでジャブのようなものです。<>は彼の引用、「」はこちらの言葉です。以下、本文。

<性交渉開始後の女性の中には、ワクチンの標的HPV型に既感染で接種の意義がなくなっている方もおられるのですから、こういった情報は広くしっかり伝えなければならないものです。>
性交渉開始があってもHPV感染したとは限らないことはNANAさんも分かりますよね。性交渉で切ってはいけないですね。情報は正しく伝えましょう。

Japan-in-depth動画の中で村中さんが日本では「未認可で販売もされていない」9価ワクチンを紹介したことで、「村中さんは確かに子宮頚がん患者の診療をしてはいないのでワクチンを広めようというより」という私の発言が当たっていないと言っていますが、9価ワクチンについては海外では、日本で使われた2価ワクチンと同様な研究がしっかりあり、村中さんがそれを踏まえて発言するのは科学者(医師)として当たり前で、セールストークとは言えないので、私の発言が間違いとはいえません。

 村中さんが、紀州仙人さんでもあきれるN=1発表をした池田氏から訴えられても、メーカーが村中さんを助けたようには思えません(対立していたとは思っていませんが)。それで、見かねた有志が村中さんの支援に乗り出したように思われます。その有志の方々はワクチン推進の立場の方も多いと思いますので、支援を受けるようになってから村中さんがその立場により近づいたかもしれませんが、それは未だ確認できていません。村中さんは海外でのHPVワクチンの評価をそのまま伝えようとしているだけで、何も恥じることはないです。

 NANAさんのいう「デメリットやマイナス面のリスク」は、報道された少女たちの心因性障害をHPVワクチン副反応とみなしてのことです。NANAさんが、もともな神経内科医でない限りその診断に異議を唱えることはできません。
 続編あり。

子宮頚がんワクチン副反応75
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)」

子宮頸がんワクチン | 11:19:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
Arataniレポートの真実1
 Scientifc ReportsのAratani報告の異常脳室狭小は正常図譜にあり

 まずジャブ1発ですが悶絶するボディーフックになるでしょう。もっと整えてから出す予定でしたが、厚労省が池田処罰に迷わないように、なすりつけ派の逃げ口上をつぶすため、部分的ですが繰り上げて出します。今年(2017)9月の世界神経学会で過大評価されないよう関係者に伝える意味もあります。池田脳抗体の村中記事と同じくらい重要なので、責任を明らかにするため署名入りで出します。

 Scientific Reportsは速報誌です。Journal of Xと称されることが多い学術雑誌では専門学会が厳しい審査をするので投稿しても採用されるとは限らず、採用されても出版まで時間がかかることが多いです。出版されて始めて業績になるので(投稿の早さは参考程度)競争が激しい領域では、これらを嫌って速報誌に投稿もあります。その紹介(*1)では、事前評価は「1人以上の査読者」とあるので1人のこともあるのでしょう。学際的速報誌ですから審査員が適切とはかぎりません(このブログシリーズで審査がこの程度かとわかるでしょう)。

 今回はArataniレポートを詳しく紹介しませんが、彼女らが売りにしているHPVワクチンと血液脳関門を壊すための百日咳毒素を投与したマウスの第3脳室が傍にある視床下部病変により圧迫されて狭小化している(図1上段)ということに疑問です。

図1 Arataniレポートの異常脳室狭小正常図譜にも見られる

第3脳室Aratani正常比較

 下段は「正常」マウスの第3脳室ですが、上段と比較して差がありますか?上段と比較して差はないでしょう!よって、図1上段がHPVワクチンと百日咳毒素によるものとは断言できないのです。

 このAtlas(*2)はNew South Wales大のPaxinosとMcGill大のFranklinによるもので、学術界にあって厳しく超一流のAcademic Pressが出版し、世界中の研究者が使っている標準の「正常」マウス脳図譜です。これは正常1例ですが、世界的な解剖学者ですから、Arataniらより標本作成技術は優れており標本を見る目は確かなので、標本作成上の人口産物ではありません(逆にArataniらの技術がどうかは今後検証が必要です)。1997年出版以来、20年以上も世界中の研究者が見て、何の問題もなく「正常」マウスの図譜であるとしているのですから、Arataniらがこれを知らなかったら未熟と言われてもしかたないでしょう。

 他の学術雑誌で「研究分野における理論的展開に欠ける」として拒否されたものでも、「技術的妥当性を有する」のであれば、重要性を担保せず、速報誌として採用すると述べています(*1)。HLAの遺伝子頻度を保有率と間違えた鹿児島大学と同じように正常例を異常例と見立てても、「技術的妥当性」には触れないのです。

 Arataniらは「とんでもないいいがかり」と言うでしょうが、このいいがかりを否定できない研究デザインを組んだ彼女らが愚かなだけです。これを避ける方法を、まともな研究者は知っています。この欠点を指摘したこの記事が、現時点では科学的に正しいのです。この記事に納得された方は、この記事引用紹介してください。

 なお、第3脳室の「狭小?」があっても正常というのに疑問の方もいるでしょうが、説明はこれで終わりではありません。私に限らずこの視点からこのレポートを見れば、なるほどという穴が他にもっと見つかります。いずれ順次紹介しますが、研究デザインが劣るこの程度の論文を批判するよりももっと重要なことがあるので、遠回りでも王道的解説の後にします。(今月のワクチン関連はこれまで)

2017年3月15日 小嶺幸弘

(*1)http://www.natureasia.com/ja-jp/srep/journal-information/faq
オープンアクセスの学際的電子ジャーナルで、論文の重要性は担保せず、論文を出版する際には18万円のArticle Processing Chargeが必要。 以下原文;Scientific Reports で論文を出版するメリットは?Scientific Reports での論文出版は、短期間での論文掲載が必須の場合、研究分野における理論的展開に欠けるものの技術的妥当性を有する論文の場合、否定的な結果を記述した論文の場合などに対応しています。
(*2)The mouse brain in stereotaxic coordinates. Paxinos, G and Franklin, K.B.J., Academic Press, New York, 1997

世界神経学会の月を訂正しました。

子宮頚がんワクチン副反応74
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

子宮頸がんワクチン | 23:56:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
アマゾン村中書評1
 先の記事アマゾン村中書評2の元になった私のアマゾン書評を転載です。規制が厳しくURLは禁止なので記事の引用は日付にしました。

 宇多田ヒカルファンさんは2560字の書評ですが、本のどこが間違いと言っていません。ということは書かれていることは正しいということですね。
 公で本の内容に直接関係のない問いをしていますが、著者はレビュー参加できない仕組みなので、彼女が答えられない不利なことがあると誤解されないように、頼まれてはいませんが、子宮頚がんワクチン問題の科学的解説ブログ「神経内科一歩前進」から答えるのは、責任でもあり権利でもあります。()内は同ブログの記事日付です。

 静岡てんかんセンターの脳血流シンチ所見は心因性障害にも見らるので、研究デザインが間違っていると神経学会会場で指摘されました(2016-05-19)。脳脊髄液所見も疫学裏づけなく、紛れ込み否定は今後の課題ですね。
 鹿児島大学の荒田仁医師がHLAアレル頻度を保有率と誤解して、32015年に検査群で多いとして、ヨーロッパの確かな疫学研究によってHPVワクチンでは神経免疫異常が増えていないこと(2015-11-20)に弁解を試みましたが、その誤解を指摘され、村中さんも京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センターの松田文彦教授の協力で、HLAアレル頻度はp値0.0162で有意差はないとしました。
 ブログでは健常者の保有率を推定し、一般的な有意水準5%でも差がないことを示したので(2016-04-07、鹿児島大学P値(両側)= 0.08549>0.05で有意差なし。信州大学P値(両側)= 0.71698>0.05で有意差なし)、厚労省も異例見解発表「データは、症状が出た方のみについて集計されたものであり、HPVワクチンと脳の症状との因果関係を示したものではありません。また、少数のデータであるため、約8割という数字は、確かなものとは言えないと考えられます。したがって、このデータからは、HPVワクチンが記憶障害などを起こすと言うことはできず、この遺伝子を持っている方に、HPVワクチンを接種した場合、記憶障害などを起こす可能性が高いと言うこともできません。」をしました。
 さらに、「子宮頚がんワクチンでHLAが死んだ4つの理由」を述べた(2016-07-21)ところ、2016年11月の荒田論文では、HLAについてはわずか片段7行、全角換算130字分スペースで保有率(ブログのとおり健常者で62-64%)のみ記載、理由のとおり有意差については一言も述べず、考察もなしですから、彼らの完全な負けです。
 各種抗体が陽性と自慢でしたが、池田教授でさえこれを否定し、ブログでは本来の自己免疫疾患患者が多く含まれているのでは(2016-05-24)と逆手を取られ、進退窮まったというのが実情です。
 なすりつけ論文がいくつあるといっても、免疫治療はプラセボー効果が否定できませんし、荒田の別論文で、神経学の祖シャルコー以来の心因性障害の診断を彼らができないことが明らかで(2016-05-24)、池田教授らの英文報告にも問題あります(2016-07-30、同09-01)。脳抗体についてはここで述べる必要もありません(2016-12-09)。どれも肝心な疫学については全く無視するなど、業績として報告集に入れると責任を問われるレベルです

 なお、高名な岩田健太郎教授は子宮頚がんワクチン接種再開支持の方ですから、たくさん切り貼りして彼を持ち上げている書評子の認知力が?ですね。過去にも吟味しない引用がありました(2016-01-24)

 答えが長くなり申しわけありません(文末まで1725字)。彼の書評が許されるなら、この書評も、システムの欠陥を補い、本の内容に関連するものとして公平に扱われるべきです。書評を越える議論は各々のブログですべきですが、彼の熱心な「ニューロドクター乱夢随想録」では子宮頚癌ワクチンについてはなぜ書かないのでしょう本名でもgoogle検索しましたがなく、「見逃し症例から学ぶ○○」を執筆するくらいですから今後に期待です。

 村中さんは確かに子宮頚がん患者の診療をしてはいないのでワクチンを広めようというより、1科学者(医師)として偽りの科学は許さないというのが基本でしょう。マスコミで既成事実化している中、多大な労力を費やした勇気あるドキュメンタリーであり、一読を勧めます。

子宮頚がんワクチン副反応73
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)


子宮頸がんワクチン | 22:23:11 | トラックバック(0) | コメント(0)
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