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六甲ICup 172
秋の枯れ葉 autumn leaves

 11月23日は紅葉と国立近代美術館の琳派イメージ展のため京都に行きました。展は玉石混交でした。佛教大学から光悦寺は静かですが杉や竹が多く紅葉は少なさそうでした。

 六甲アイランドも紅葉が終わりかけです。

20151123LinerCanal1.jpg

 1-2週前に、針葉樹の枯れ枝がライナー・カナルにはみ出ていたので私が切っておきましたが、なお青葉のままでした。

20151123LinerCanal2.jpg

水域6に枯れ葉がたくさん落ちていたので、念のためサイゼリアの店長さんに確認したところ、歩道を掃くことはしていないとのことでした。手前のイチョウの枝が池の上に多いのが原因でしょうか。それにしても塊っていますね。

20151123水域2

 京都ではついでにラジコン艇作成の参考にB's Hobbyに行きました。HobbyKingからラジコン機材を買うつもりです。
 子宮頸癌ワクチンについては下書きを続けますが、12月中旬までは出すつもりはありません。

六甲アイランドカップ172

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模型ヨット | 13:47:58 | トラックバック(0) | コメント(0)
子宮頚がんワクチン副反応15
子宮頚がんワクチンにより中枢神経脱髄疾患は増えていない」Schellerデンマーク論文
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 前回と同様、2015年4月23日「神戸市感染症・ワクチンフォーラム」で佐野公彦先生に紹介していただいた論文(*)を、一般市民向けに説明します。

 大脳表面の皮質にある細胞はコンピューターで言えば記憶素子にあたります。その記憶素子はシナプスという神経細胞間の連絡で近くの細胞にもつながりますが、大脳皮質の離れた所には軸索という回線を通ってからシナプスで繋がっています。この回線が皮質下(脳で言えば内側)にかたまって走るのを大脳白質といいます。一つひとつの回線の絶縁被覆材がオリゴデンドロサイトと呼ばれるグリア細胞です。多発性硬化症はオリゴデンドロサイトが自己免疫で障害され大脳白質が破壊される病気です。欧米に多いですが日本でも神経内科になじみの病気です。
 子宮頚がんワクチン副反応12心因性と同様に、自己免疫が疑われる辺縁系脳炎も若年女性に多いと述べてきましたが、免疫が関係する中枢神経の代表疾患が大脳白質を侵す多発性硬化症であり、ワクチン接種後に中枢神経に脱髄をおこす例は知られていますので、子宮頚がんワクチンの副作用でこれが生じるか、研究者は当然関心を持っています。

 Quadrivalent HPV vaccination and risk of multiple sclerosis and other demyelinating diseases of the central nervous system.
Scheller NM他 JAMA. 2015 Jan 6;313(1):54-61.

 JAMAは古くから総合医学雑誌のトップを走る雑誌の一つです。デンマーク156万人とスウェーデンと合わせて全398万の女性を基盤とする住民ベース研究です。全約400万中に2006年から2013年の間に多発性硬化症が4322例、その他の脱髄疾患が90例と、統計処理に十分すぎる患者が出ています。
 4価HPVワクチン(ガーダシルのこと)接種を78.9万人が平均年齢17.3歳で受け、多発性硬化症の粗発症率は接種群6.12人/10万人、非接種群21.54人/10万で、かえって接種の方でかなり少ないように見えますが、補正した率の比は0.9(95%信頼区間0.7-1.15)と1.0で有意差はありません。つまり、4価子宮頚がんワクチン接種により中枢神経脱髄疾患は増えていません。

 以前、デンマークの病院で子宮頚がんワクチンによる副作用例があるとのテレビ報道があったとのことです(ネット上で知りました)。前回に話したように、心因性除外がどうなっているか不明の病院ベースで発症が多いというのは信頼性が低いです。このJAMA論文の前ではホタルの光ほども意味がありません。また、神経内科の目からすれば、心因性を除外するのはデンマークのその病院では十分できないでしょう(登場した女性も、薬物の影響か病態かは分かりませんが、うつ患者の仕草に似ている印象でしたが、十分な情報ではありません)

 まだ課題はありますが、副作用例の分類などは論文を書くしかないので、しばらく撃ち止めにします。マスコミ報道や市民からの質問・疑問があれば再開します。

(*)無料サインインで入手可能 http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=2088853

子宮頸がんワクチン | 08:03:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
子宮頚がんワクチン副反応14
村中さん記事の解説5(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 この記事の良い所は?子宮頚がんワクチン接種が実際に効果あるという論文を紹介してくれました。

 村中記事の子宮頚がんワクチン接種が効果ありという疫学研究の紹介が簡単すぎるというHさんのコメントを目にしたので、専門外なので避けてきた子宮頚がんワクチン接種効果について、無料でPubMedから入手可能なこの英語論文を一般の人にも分かるよう説明してみます。

Reduction of low- and high-grade cervical abnormalities associated with high uptake of the HPV bivalent vaccine in Scotland
K G J Pollock他 British Journal of Cancer  (2014) 111, 1824–1830

 British Journal of Cancerは題に英国とありますが、インパクトファクターという科学的価値の指標が約5と高く、We are one of the world's leading general cancer journalと書いてある国際的な癌研究専門誌です。何より、サイエンスと並び称される科学誌ネイチャーの出版グループですから、一流誌と言って過言ではないでしょう。
 著者のPollockはスコットランドのHealth Protectionに所属、Kavanaghがグラスゴーにある大学の数学統計学部に所属です。
 前段部で、70%以上の接種率の4価HPVワクチン(ガーダシル)がオーストラリアで細胞診の高度異常を減らすことを示す2011年論文が紹介されています。2価HPVワクチンでも、HPV16と18だけでなく、HPV31、33、45まで防御するらしいという文献紹介もあります(Kavanagh 2014, Malagon 2012)。
 今回は英国の国営医療制度の完備したデータに基づく住民ベースpopulation-based study(*)が売りです。1988-1992年に生まれ、登録された20万人中、2008-2012年にスクリーニングの膣鏡検査(病理を含む)検査を受けた20-21歳の女性10.6万人が対象です。2008年から2価HPVワクチン(サーバリックス)接種が12-13歳で推奨されたので、1988-89年生まれはほぼ接種なし、以後の非接種との計約2.5万人と接種約7.6万人における、細胞診の異常の発生率を検討しています。高血圧や糖尿病など患者がどこにでも多数いる疾患の研究でも、良くて千人単位の研究ですから、この規模は大変な数です。
 村中記事では1988年群を1としたリスク比が、1992年に3回接種を受けた群では0.49と半分以下になったグラフを示しています。群(コーホート)の年差が4年程度なので、生活環境が著しく変わったとは思われず、研究に適当でしょう。
 他にも図表は多いですが、ここでは前癌状態に近いCIN3例の発生率の図を写しました。1992年コーホートは検査年齢外で総数が1.4万人になった上、啓蒙が進み非接種が18%に減少しているため信頼区間が広くなっていますが、検査期間が同じになれば1991年コーホートくらいに収まるでしょう。結論は村中紹介のグラフの方です。

PollockCIN3.jpg

 業者サイトによると既存研究では、接種から抗体値は数年維持されているので、約8年は効果が見込まれるそうです。また、感染行為は継続されるので、発生率の差は年とともに広がる傾向とのことです。コーホートが設定されているので、この研究も何年後かに追加報告が出るのは確実です。その結果を期待しましょう。

 ここまで時間を費やして子宮頚がんワクチン副反応8から書いてきましたが、個人の限界あるので、今後も私がワクチン効果について最新文献を探すつもりはありません。業者やその専門家がすれば良いです。市民のHさんの手助けとして今回だけ記事作成しました。

(*)昔、心筋梗塞・脳卒中の疫学調査を手伝ったことがあります。病院受診者に基づくhospital-basedの疾患頻度の研究はいくらでもありますが、それでは漏れた患者や専門病院過ぎて偏ったデータの危険性があり、研究のランクとしては低いです。対する住民ベースpopulation-basedの研究は日本では久山町研究などごくわずかで、急性で重篤な疾患についてさえ非常に困難です。
 厚労省の副反応検討会でも疫学データなしで議論は進まないと言っていますが、心因性障害の住民ベースの発症率など、この先何年たっても得られると思えません。中村さんブログにコメント066bbさんは疫学の重要性など良く分っていらっしゃるようですが、村中記事にこれがないので「目新しい物はなかった」で済ますのは本格的疫学調査の経験がないのでしょう。

子宮頸がんワクチン | 13:26:51 | トラックバック(0) | コメント(0)
子宮頚がんワクチン副反応13
村中さん記事の解説4 (タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 前回前々回が重要だったので飛びましたが、村中さん記事の良い所はまだあります。
身体表現性(心因性と同じ)の例を分かりやすく示しました。『』内は記事から

 ハイジとクララのたとえも分かり易く、『子宮頚がんワクチン接種後、毎日午後3時になると必ずけいれんをおこすようになった少女が、発作時に脳波異常がなく、入院して時計がない室では、午後3時のけいれんがピタッと止まった』という具体例を示してくれました。
 てんかん発作は1-3年ごとくらいにおこる方もいますが、難治例は1日に複数回おこすこともあります。しかし、毎日定時におこすことは多数を占める特発性てんかん患者ではまずなく、食事時間に関係する低血糖などないか検索が必要です。辺縁系脳炎でもこの例のように定時にけいれんがおこることはありません。
 決め手は、発作時脳波に異常がなかったことです。Myersも、心因性けいれんの診断の決め手は発作時脳波に異常がないと書いてあるように、本例は心因性ということが明らかです。時計がない所ではその時間に発作が出なかったというのは、神経専門家でない一般の方々にも容易に理解されることです。

 こういう例を西岡医師はどう扱うのでしょう。彼の診断基準はどの診断基準にもある除外規定がないので、この様な例も含むでしょう。不備な基準なので「ザル」基準と表現することも考えましたが、「糞詰まり」基準と表現するのがより適当です。

 それでも、母親が本例を心因性であることを認めなかったように、運動を進める方たちが、能力のある神経専門医が明らかな所見に基づいて心因性と判定したことを認めないことは、本人を正しい救済回復から遠ざけ、避けられた被害を他に広げるだけです。逆に、こういう心因性が明らかな例によって、運動が眉唾に見られることは避けるべきです。
 村中さんへのHさんコメントに、心因性というのも仮説でしょうという意見がありましたが、心因性というのは仮説ではなく、前の修学旅行例(*)やこのように具体例なのです

 どのワクチンにも副作用があるのは当然なので「子宮頚がんワクチン副作用問題」ではなく、「子宮頚がんワクチン接種者の一部に心因性障害がいるか問題」なのです。「糞詰まり」基準を唱える人は別として、この問題に真剣に取り組む人たちは、副作用例と心因性例との間のどこに線を引くかが問われているのです。

(*)第203回神経学会九州地方会の例もいずれ印刷物として詳しく述べる予定です。

 村中記事の反響の大きさによって、目覚めた獅子とは言えずともここまで虎くらいにはなったかも。次は専門外なので避けてきた、村中さん紹介のワクチン効果あり英語論文を一般の人にも分かるよう説明してみます。

子宮頸がんワクチン | 10:47:53 | トラックバック(0) | コメント(2)
子宮頚がんワクチン副反応12
中村ゆきつぐブログへのコメントに対して2
脳高次機能関連の抗体について

 コメントに抗体名は書かれていません。FOXP2遺伝子が失語症に関連することは知られており、相貌失認でさえ遺伝子を目指して研究されていますが、免疫には遠い話しです。自己免疫異常は限られたものであり、私も拝聴する脳高次機能障害の学会で失語・失認・失行などについて抗体が言及されることはありません。せん妄など意識障害を認知機能として扱うなら脳炎・脳症のように以前から抗体陽性例もあるので、その意味でしょう。我が国で抗体測定なら、頻度から抗NMDA受容体抗体のことだろうと推測されます。
 抗NMDA受容体抗体脳炎は、子宮頚癌ワクチン以前から、若い女性にも起き、婦人科腫瘍に伴うことがあり、神経内科の「つぼどころ」です。wikipediaでも「100人中91人が女性、平均年齢は23歳。98人中58には腫瘍があり主に卵巣奇形腫」とされています。精神症状で発症し、検査をすると抗体陽性となり抗NMDA受容体抗体脳炎(*1)と診断されます。脳炎自体、良好な予後も多いのです(*2)。
 しかし、これらの患者も発症以前に同抗体検査がされていることはまずありません。数が多い卵巣奇形腫を例に上げて説明します。卵巣奇形腫が脳炎発症の何週間か前にできたとは研究者は考えていません。何年も何十年も前からあったと考えられます。ですから、抗体ができた時期も分かりません。私のブログでも紹介している免疫学者によると、(ギラン・バレー症候群の原因となるキャピロバクター感染などを除く)多くの自己抗体は絶えず作られ、絶えず抑え込まれを(何カ月もおそらく何年も)繰り返していて、ある臨界点になって発症するのだろうとのことです。この形で、はっきり脳炎に至らず何か調子悪いなで過ごし、本症予後良好も多いので、回復してそのまま普通生活に戻っていることもありえます。変動する抗体が消えると診断が難しくなり、原因不明の海馬硬化症などの機序ではないか、志ある研究者はこれを明らかにしようとしています。
 資料のように他の腫瘍例や腫瘍が見つからない例もありますが、同抗体がいつからあるのか正確に分からないのです。となると、前回の海馬硬化症と同様に、コメント記事の症例も(子宮頚癌ワクチン接種前に同抗体が陰性だったと証明されていなければ)以前から同抗体が陽性だった可能性もあります。読者も気づかれたと思いますが、心因性がこの年頃の女性に多いと同じく、資料のように抗NMDA受容体抗体脳炎も子宮頚癌ワクチン対象者に多いのです。
 もし、陰性だった抗体が接種後に陽性となった例が見つかると、これが偶然かどうか疫学的研究の対象になるだけです。もちろん、心因性とことなり、ターゲットが明らかなので同ワクチンを動物に注射して抗NMDA受容体抗体ができるか実験ができます。
 
 神経内科専門医にはこれらは常識ですが、村中記事に紹介された医師たちの言動からすると、ワクチン接種後の脳委縮や抗体陽性でぬか喜びしているような気がします。賢明な読者のみなさんなら分かっていただけるでしょう。

 いろいろ難しい話しに疲れたかも知れません。覚えていただきたいのは、全ての症例について言えますが、子宮頚癌ワクチン接種以前に客観的検査に異常がないことが明らかな例で、ワクチン接種後にその検査で異常をきたし、他に原因が考えられなければ、実験や疫学的検討を経て、因果関係を明らかにできます。そうでない、発症後だけの異常値ではいくら客観的検査でも、症例を集めて疫学的手法で原因を探るしかありません。

 その記事の出所を具体的にお知らせいただければ、私が確認の労をいといませんので、ぜひお知らせください。

(*1)原因である可能性は高いものの、慎重な研究者は「関連脳炎」としている。
(*2)Wikipedia;577人の患者中79% は24ヵ月で良好な転帰。


子宮頸がんワクチン | 11:39:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
子宮頚がんワクチン副反応11
中村ゆきつぐブログへのコメントに対して1
脳画像で異常を認めた例について

 中村ゆきつぐブログへのコメントに「海馬に萎縮のようなものが確認された」とあるのが重要です。私の今回一連のブログのきっかけになりました。コメントに引用の記事と同じ例かは不明ですが、関連するであろう2015年9月の第39回日本神経心理学会の発表(*1)について、重要なので発表者の論文作成に影響ない範囲で意見を述べます。

 若年女性。高3でワクチン接種、その年大学進学し、子宮頚癌ワクチン報道の前、両足の痛みで発症(その他の症状はここでは省く)、その5月に人の顔が覚えにくくなった。2年後、痛みで臥床が続きリハビリのため入院。脳MRIは異常ないが、脳血流シンチで右後頭側頭葉下面に血流低下を認め、他の認知には問題ないが顔の認知に異常を認めた。(*2)

 海馬近くにある扁桃体は顔の認知を担っているとされ、放射線を発するアイソトープを静脈内に注入してSPECTという技術で脳の断面ごとの血流を測定する検査をして異常があるので、副作用の客観的証拠として専門家でも納得しそうです。確かに、私以外から質問も出ませんでした。
 しかし、放射線被爆は1-2回問題ないとしても、高価なので健康診断で正常の人にやる検査ではありません。ですから、若年者でワクチン投与前にSPECT検査がされることはまずなく、当然この発表例にもありません。元気な学生だったから正常だったはずとは言えません。なぜなら、神経内科にはてんかん患者が少なくないですが、発作を起こした患者に検査をすると脳MRIのFLAIR画像で片側、時に両側の海馬の異常信号があり、海馬が委縮していることはまれではありません。脳血流低下も認めることがあります。この海馬硬化は、原因が不明で、風邪や下痢の後週単位で続発するギラン・バレー症候群のように発症時期が明確ではありません。海馬硬化症でも発作を起こす前は、異常に気付かれていなかったのです。ということは、この発表例の脳血流低下がワクチン投与前からあったとしても、専門家は驚かないのです。
 他の副作用例でも人の顔が分からないという報道があり、この例が真の相貌失認かどうかとても関心が持たれます。しかし、私が意見を述べましたが、このSPECTは顔の認知検査の最中に行う機能検査ではないので、正確には顔認知障害を反映していると言えません(*3)。
 私はこの例で脳事象関連電位ERPがどうか質問しました(準備なしで発表に遭遇したので緊張して、ERPではなくCNVといったようですが)。ERPはしていないとのことであり、典型的相貌失認というより注意力の異常かもという印象だそうです。脳指紋として報道されることもあるERPは、知らない顔と言っても、見て認知していれば脳波の電位として記録されるものであり、家族の顔も分からないという症例にぜひやることを提案します。
 また、機能検査ではない定常状態での血流低下であり、免疫異常であるなら、反対側(左)海馬などにもある同じ細胞群を障害しないのはなぜか、説明ができません。

 この内容は他の医師が書けそうもないので、風邪をおしてがんばって書きました。今回と次回の髄液中の抗体については、私の記事の中でも最重要です。納得いかれた方は、他に紹介してください。

(*1)論文になったら別冊をもらえるようにお願いしています。その後、正確な続編を書きたいです。
(*2)この発表例の脳MRIに海馬委縮はないのでコメント例と異なっているかもしれませんが、「のようなもの」というので、脳血流低下を記者が委縮としたか、もしかしたら、リハビリの前の病院で海馬委縮ありとした可能性もあります。
(*3)機能的MRI検査(functional MRI)では血流の分単位でのBOLD変化を測定しますが、課題の時間帯とそうでない時間帯の測定値の差を求めるので、その課題に関係した脳機能障害が明らかにできます。しかし、SPECT検査では困難で、発表例も定常状態であり、血流低下があっても顔認知は落ちているとは必ずしも言えないのです。

子宮頸がんワクチン | 14:56:18 | トラックバック(0) | コメント(3)
子宮頚がんワクチン副反応10
村中さん記事の解説3

 村中記事の良いところは? 副作用説をとる医師について直接インタビューして彼らの姿を明らかにした。

 私も、そのような一人を知っています。しかし、前回も触れましたが、その第203回神経学会九州地方会での発表は座長も「心因性がある」と述べました。これが埋もれている限り実害はないので留め置きますが、医師主導臨床研修などに参加するとか副作用例として引用されるというのなら、一部関係者にしか伝えていない重要なことを公表する必要があるでしょう。

 記事の中で西岡医師に直接インタビューして「原因は基本的にはアジュバントしか考えられない。」との言葉をえています。記事では省かれていますが、アジュバントは補助的なものという意味で、異物にあたる抗原ではないが、異物に対するリンパ球や抗体(タンパク質)による免疫反応を助けるものです。専門家からみても免疫反応は複雑であり、このアジュバントさえ時には抗原と同様な反応をきたすことがあり、アジュバント病という言葉さえあります。他のワクチンの副作用でもアジュバントが原因と疑わることがあり、より安全で効果のあるアジュバントの研究がおこなわれています。西岡医師の意見はもっとものように聞こえるかも知れませんが、論理的に考えるとどうなるでしょう。

 2つの子宮頚癌ワクチンの両方で副作用とするなら、サーバリックスとガーダシルのアジュバントに共通なアルミニウムが責任と西岡医師は考えているのでしょうか?これらアラムアジュバント他のワクチンにも入っている(*)ので、これが原因とすれば今回の事例のような症状が、破傷風ワクチンや三種混合ワクチンでも同じような割合で起きていなければなりませんが、そうでない以上、西岡医師の話は説得力を持ちません。
 一方、彼の言葉の裏を取ると、子宮頚癌ワクチンの抗原成分自体は問題ないと考えているのでしょうか?そうだとすると、これまでの他のワクチンと副作用が異なることに、彼は論理的に無力ということになります。

 DNAの変化は体の中で絶えずおきており、そのある変化が有害なら、同じ成分のワクチンでも有害な事象が観察されるというのが科学です。論理で戦えるなら、もし別な医師が言うように「アレは日本最大のワクチン利益団体」だとしても、乗り込んでいけるはずです。彼らの専門領域に近いところでも未だ十分戦えないのが現状でしょう。もちろん、普通の神経内科専門医でも難しい心因性症状を彼らが診察で除外できるはずもありません。
 副作用を唱えるサイトでも、前段に触れずアジュバントが疑わしいとだけ書くのは、人の玄関に来て飾り物が怪しいと言う○○商法と同じく、不安を掻き立てるだけです。

 この様に述べることができるのも、村中さんが労をいとわず真実究明の取材をしてくれたおかげです。私ができることは、アジュバントで言い逃れさせないことです。

 次回は、中村ゆきつぐブログへのコメントに関連する重要なことになります。

(*)2015/11/17追加;ガーダシルのQ&A http://www.shikyukeigan-yobo.jp/qa.xhtml から転載
アルミニウムを使ったアジュバントを使用しているワクチン:百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン、ジフテリア破傷風混合トキソイド、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、破傷風トキソイド、ジフテリアトキソイド

子宮頸がんワクチン | 10:07:18 | トラックバック(0) | コメント(2)
子宮頚がんワクチン副反応9
村中さん記事の解説2

 はじめに一言(*)。以下、本文

 心身の反応という発表を信じない理由の一つに、家族だけでなく医師でさえ身体表現性(心因性と同じ、後日説明)の理解がなされていないことがあります。2014年2月のシンポジウムに参加した学者も「心因性がそんなにあるとは思えない」と述べていました。厚労省検討会の議事録を読んでも、正しく理解されているのか疑問に思います。

 村中記事にもあるように、事例の「被害者」は元気だった子たちです。しかし、すでに述べたように、「心因性の患者は、人前で話すことができない弱い人がなるのではなく、いじめなど悩みが明らかな人がなるのでもありません」。Lorna Myersの「心因性非てんかん性発作へのアプローチ、医学書院 2015」の序文では、「幸運にもPNES(心因性非てんかん性発作)という正しい診断がついたにもかかわらず、別のメンタルヘルスの専門家にはその診断に疑問を投げかけられることもあります」と述べられています。ということは、その症例が一見何の悩みも問題も持たず、専門家でさえ見抜けないということです。精神科医を目の敵にする訳ではないですが、精神科医でさえ見抜けないのに、素人で当事者の家族が「心因」を認めるはずがないのです。
 2011年のニューヨークのリロイ高の女子高生たちも、スポーツも得意で友人に恵まれ何も問題はありませんでした。痙攣様運動やチック様の症状が出現し、結局、Myersも転換障害(conversionを転換と訳すと聞いただけでは「てんかん」と区別できないので、転向障害もしくは変更障害と訳す方が良いと思う)として引用しています。

 なので、事例の「被害者」も心因性障害を発症する可能性は否定できないのです。むしろ、心因性を完全に否定してかかることの方が、論理的に無理があります。

 村中記事では、「『過剰適応』と呼ばれる精神状態」としていますが、私は精神科医ではないので解釈して介入しても成功すると思えず、原因をあえて追求しなくても対応が良ければ解決できる可能性があると考えています。次回に関係しますが、実際、修学旅行で仲間と歩いていて先生に急ぎなさいと言われ、仲間と一緒に駆け出したら、それまで何カ月も続いた歩行障害がなくなった例があります。

(*)
 私がネット上でも活動する理由を述べます。なぜなら、「学術論文を書く外は科学者の道ではない」と思いこんでいる医師も多いからです。しかし、近年、医学会では大会に市民講座を併設して専門知識が狭い箱の中で終わらないように努力しています。論文になるには時間がかかるので、誤った報道があれば苦しむ人が出ないように素早く正さねばなりません。第一、副作用かどうか悩んでいる一般市民が論文を入手することもまず無理だからです。Lorna Myersもブログから始めたそうです。うわべの「科学者」の目を開くために一言述べておきます。


子宮頸がんワクチン | 09:03:49 | トラックバック(0) | コメント(0)
子宮頚がんワクチン副反応8
村中さん記事の解説1

 NHKテレビの報道に対して2014年12月にブログを書きましたが、あまり読まれなかったようです。2015年10月、医師でありジャーナリストである村中璃子さんのニュースサイト記事は、私も使おうとしていたハイジとクララのように分かりやすく、関係医師へのインタビューなど幅広い内容で、多くの方々の注目を浴びたようです。この記事を私なりに何回か解説して、より深く理解していただけるようにしたいと思います。

 この記事の良いところは? 今回の焦点は;
多くの小児科医や精神科医にインタビューして、子宮頚癌ワクチン副作用とされる類似の症状が、当ワクチン投与以前からいくらもあったことを周知させた。
 薬害SMONさえ最初はウィルス説もあったとのことで、専門家が間違えることもあり、他のワクチンでも一定の副作用はあるので、厚労省検討会で「ワクチンによる重篤な副反応の多くは心的なものが引き起こす身体の症状」と発表しても、多くの方がその発表を信じないのも無理ないと思います。
 しかし、村中さんは多くの小児科医や児童精神科医に「子宮頸がんワクチン副反応被害報告集2014年5月」の事例を問うて上記の証言を引き出し、当ワクチン以前の世代でも同様な症状があったという読者の体験投稿がいくつもされました。

 また、私のように小児科でもワクチン専門家でもない医師にとって、MMR(はしか・おたふくかぜ・風疹)ワクチンと自閉症との事件を紹介してくれたことも大きいです。まとまっているので引用(下線は小生)すると;
「ワクチンが薬害のように騒がれ、ある病気の患者が世間の認識以上に存在することが知られるきっかけとなった事例が過去にもある。ワクチン史上最大のスキャンダル、MMR(はしか・おたふくかぜ・風疹)ワクチンと自閉症だ。
 1998年、英国の医師が一流科学誌「ランセット」にMMRワクチンと自閉症との因果関係を示す論文を発表した。接種差し控えや国やメーカーを相手取った訴訟も起こされ、巨額の費用を投じて追跡調査を行ったが因果関係は認められなかった。
 結局、論文のデータを医師が捏造していたことがわかり、2010年になって論文は撤回。捏造データを世間が信じたのは、自閉症の子供が数多くいることが世間に認識されていなかったからである。」

 Lorna Myersの「心因性非てんかん性発作へのアプローチ、医学書院 2015」では、PNES(心因性非てんかん性発作)患者の約75%が女性とあり、Seizureという一流誌に載ったBenbadis論文で人口10万人あたり2人から33人いると紹介されています。
 2015年9月17日の第15回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会の議事録によると、「我が国における平成26年11月まで子宮頸がんワクチン接種は約338万人」ですから、Benbadis論文の頻度を中間の10万当たり15人とすると、子宮頸がんワクチン接種の中に507人の心因性患者がいることになります。これは、同検討会で報告された、未回復で重症の1割(186名)が十分収まる数なので、万が一この全てが検討の結果で心因性だったとしても、驚くことはないということになります。

 村中記事は「今ではもう何でもワクチンのせいということになっていて、大多数のまっとうな医者の普通の判断を言うことがまるで「弱者への暴力」であるかのような雰囲気になっている」現状から、勇気ある十分新しい発言です。

 このテーマは重要ですが、ボランティア行事や11月5-7日は臨床神経生理学会でブログが書けませんでした。当初、3回分を予定していましたが、回数は増えそうです。下書きに問題がなければ、この3-4日間で掲載します。
 副作用説をとる医師についても述べ、さらに中村ブログへのコメントに関連することも述べるので、そのコメントをうのみにしないことです。

2015/12/28追加;Benbadis S.R.,Seizure 2000; 9: 280–281

子宮頚癌ワクチン副反応8

子宮頸がんワクチン | 13:04:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
六甲ICup 171
多文化フェスタ深江作成会

 歴史ある多文化フェスタ深江で2015年11月3日作成会をしました。地域的には恵まれているとは思えませんが、中心となっての頑張っている北村さんの応援です。
 中学生の兄弟が参加されたので、簡単オレンジ艇ではなく少し手間だが性能が良いPクラスを作ってもらいました。スタッフがハローウィンレース後で学園祭もあり、お父さんにビデオ撮影をお願いしました。道具使いが上手なお兄さんには牛乳パック船台2個も作ってもらいましたが、油性ペンなど誤算あり時間切れで、ジブセイルとシートは自宅で作成となりました。船底を貫くマスト部の水密も完全でないかも知れませんが、お父さんはプラ模型も作るとのことで、ホームページやブログをメールでお知らせして完成を目指してもらいます。ご家族の皆様ありがとうございました。

写真A やっとできたPクラス。最後、説明が不足でセイルが高い位置で固定になりました。P class PET sailboats made by junior high school students; a little high position of the sail due to no time for the instruction.
多文20151103f2

写真B 奥の会館2Fが会場。多くのボランティアが活動されていました。A scene of Multicultural Festival Fukae 2015
多文20151103gs

 その後、喜んで風呂でテストされたとのメールあり、中学生対象予定のバンドー青少年科学館作成会に向け当方にも良い経験になりました。なおブログにまだ書いていませんがヒールで沈没を避けるため開いている前方と後方のデッキの舷側を、セロハンではない3Mのテープで前後方向に覆うと良いですよ。セイル高は30cmが規格ですが、今回の傘骨は長かったのでこだわらず作って見てください。マストの位置に、ジブとメインの合計のセイル効果中心が来るようにすれば良いはずです。

 Crab claw rigの記事など残し、ラジコン艇の準備していますが、しばらく別なテーマに時間を向ける予定です。

2016/3/7、画像リンクが切れていました。写真Aは父兄の方にも連絡していたのですが、念のためマスクしました。写真Bは低分解能で顔が確認できないので再リンクしました。

六甲アイランドカップ171

模型ヨット | 10:46:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
六甲ICup 170
尼崎市元浜緑地わんぱく池

 利用期間が終わらない内にと9月7日、尼崎市元浜緑地わんぱく池に行ってきました。あいにく小雨が続き利用者はいなかったので目的のハロ-ウィンレース宣伝はできませんでした。ネットでは25cm-60cmの水深とあり多くが40cm以下でした。全体が貝形のすり鉢風で遊具も多く、レースには向いていません。持ち込みは禁止ですが雨の中頑張っていた監視員にお願いして試走ビデオを撮らせてもらいました。やや窪地で木に囲まれ風には不利、滝の影響で波がありスムーズと言えません。水がきれいなので、事前許可をもらって試験走行ができると良いですね。

  元浜緑地20150906s

都合で多文化フェス深江作成会の記事移動しました。

六甲アイランドカップ170

模型ヨット | 12:08:20 | トラックバック(0) | コメント(0)
六甲ICup 169
ハローウィン・レース2015動画作成 A movie of Halloween Race 2015

 10月23日からの動画作成やっと終えました。当日ビデオ撮影してくれた北さん(写真撮影は中村さん)の力です。BrandonⅡの弟が可愛いです。来年はもっと参加を増やすので、また来てください。

 openRegatta2015YouTube.jpg

 本格的なレースにはライナー・カナルが最適ですが、ハローウィン祭ではデモ中心の可能性があり、舞台前の水域1や水域2で行う方が良いかもしれません。参加が増えるまで潜水艦グループにはお願いしないことしたので、水深15cmのこれら水域でもオープン・レガッタはやれます。

 当日、協力申しでのあったイーストコート3番街にお住まいの方、運営に終われて連絡先を聞き忘れました。11月3日(文化の日)の多文化フェス深江に作成会を見に来てください(時間を11時からに訂正しました)。

六甲アイランドカップ169

模型ヨット | 14:55:54 | トラックバック(0) | コメント(0)

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