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子宮頚がんワクチン副反応48
日本神経学会速報2016年5月19日ポスター3
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 平井(慈恵医大)は9名に内分泌負荷試験をして(対照群実測なく)施設の基準値を使いインスリン負荷試験で9名に異常があったそうですが、著者も認めているように、どの測定項目も異常の方向が約半数が逆など、まとまりがありません。(LHRH試験も同様)。
 医療関係でない方のために簡単に説明します。視床下部という脳の小さな領域には、ホルモン分泌を刺激する上位のホルモン核がいくつかあります。刺激ホルモンの注射をすると、対応するホルモンが血中に分泌されます。この反応が正常域、低反応、高反応の場合があります。
 ワクチン接種という単一な原因で、有意な関連があるなら、系統別の反応(図でいうと横の行に当たる)はそろって出てくるはずです。バラバラというのは心因性障害のように多要因で経時で変動もあるものが疑われます。なお、8例のCRH試験を含め副腎系全体としてはうつにも見られる低下傾向と考える方が良いでしょう。
 少数例の場合、鹿児島大学の当初のHLA陽性が10/11のように(対照6-7/10に比べて)偏ってそろうことがあっても、10名以下でバラバラでは無理でしょう。通常は群で標準偏差バー付きの折れ線グラフ(縦軸がホルモン数値ないし%値)で示されますが、方向も反対なのでできないのです。
 それなのに心因性でないとすることは、社会的にも大きな問題なので、書き写した表の一部、インスリン負荷試験の結果(列は症例、↓低反応、↑高反応、D遅延反応)を示します。(*1)

 平井20160519内分泌ブログ用
 
 空白は欠値ではないはずで、半数以上の測定は正常です通常は正常とかNとか記入して欠値でないことを示しますが、正常も多いことを気づかれないようにしています。しかも、少数例ですが数値や正常値は表示なし。例えば基準値が1.0-2.0という場合、0.98や2.1でも異常としている可能性があります。私も研修医のころ神戸大学第3内科で来る日も来る日も負荷試験をやっていましたが、経験ある臨床医ならこれを白黒でかたづけません。

 他の発表で、月経異常を訴える例もありますが、身近な女性に聞いても精神的な動揺で性周期の異常をきたすことは珍しくありません。性周期に視床下部が役割を果たすのは当然ですが、それだけで月経異常が視床下部性で心因性でないというのは、無理な話です。これは昔から心因性を含めてfunctional amenorrhea機能性無月経(*2)と呼ばれますが、stress induced amenorrheaとも呼ばれています。動物実験もあります。Bethea CL etal Neurobiol Dis. 2013 Feb;50:96-106.

(*1)遅延反応はpeak値の大きさが正常ということでしょうから、遅延反応だけでどのような生活障害を呈するのか、明らかにする必要があります。LHRH試験で遅延反応が多いですが、性ホルモンなどは、動物神経機能ほど速くなくても緩やかに恒常的機能が良ければ問題ではないはずです。よくて間隔15分程度、3-4回のサンプルであり、遅延とする統計上の信頼区間も問題です。

(*2)機能性と呼ぶことに以前から反対しています。これでは、単に結果のはずですが、素人「耳」には何かの役割を持っているかのように聞こえます。衣笠先生にdysfunctional uterine bleedingというが、dysfunctional amenorrheaとは言わないことを教えてもらいました。

 信州大学の評価は以前に終えていますが公表は6月休みです。
 2016年6月24日追加;上記のうつ疑いはまとまりないものをあえていうとであり、ワクチンによるものとは考えていません。

子宮頚がんワクチン副反応48

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子宮頸がんワクチン | 23:38:19 | トラックバック(0) | コメント(0)

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