■プロフィール

POWriter

Author:POWriter
FC2ブログへようこそ!

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■POWカウンター

Thank you.

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

子宮頚がんワクチン副反応50
匿名さんコメントに返事:Wedgeの脳抗体記事2016年7月2日
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 コメントありがとうございます。以前、分量の多い模型関係を残そうと考えてコメントを消すことも考えました。村中FBは整理でコメント削除もありますが、模型関係を移し、このブログではコメントは残す方針です。

 ポイント明瞭で即答できますが、気づいたのが深夜で答えがブログ分量なので、朝に作成し、予定を変更して投稿です。
 村中記事が一般の方には分かりにくいので、整理してみます。
1) 平成28年3月16日の厚労省研究班成果発表会があり、池田修一教授が池田班発表でスライド2枚を使い、NF-kB p50ノックアウトマウスへの、HPVワクチンやインフルエンザワクチンやB型肝炎ワクチンを接種し、HPVワクチンのみ同マウスの海馬に「沈着」したと発表した。

池田資料201603脳抗体1s

池田資料201603脳抗体2s

2) 同日夜放送のTBSニュース23で、「国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長」のテロップつきでこう語った。「子宮頸がんワクチンを打ったマウスだけ、脳の海馬・記憶の中枢に異常な抗体が沈着。海馬の機能を障害してそうだ」http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7124

TBSニュース23村中記事から
TBS NEWS23の画像は成果発表会で池田班が用いたスライドを元にしたものである。
(私を含む)ほとんど人が接種されたマウスの海馬の組織所見と考えた。

3) 村中記事が明らかにしたこと(一部語句追加)。
#1、遺伝子操作された特異マウスで、ワクチン接種せずとも自己抗体(異物ではなく自分を攻撃する)が生じ、飼っているだけで数カ月もすれば加齢により神経細胞死が生じる。
#2、ヒト換算で100倍量のワクチンをこの特異マウスに接種し、採取した血清(血液の液体成分)を、正常マウスの脳組織片にかけ、IgGが結合したことを蛍光法で示した。
#3、他のワクチンや(対照となる)生理食塩水を接種した特異マウスからの血清をかけても、IgGが結合し強く緑に光る画像はいくつもあった
#4、前項にもかかわらず、生理食塩水や他ワクチン接種した特異マウス血清で染まらず、HPVワクチン接種マウス血清だけが染まったのは1例しかなかったが、前項を意図的に隠して発表した。
#他、脳実質は血液脳関門(blood-brain barrier)によって、血管(全身を巡る血液)から保護(隔離)されており、薬品の中でも脳実質に至らないものがあり、分子量約14.6-17.0万のIgGは血液脳関門を通常は通過しない。脳の障害を疑うという子宮頸がんワクチン副反応問題でも、ワクチン薬剤が本当にBBBを越え脳に影響を及ぼしているのかが最大の争点となっていた。

4) 岩田健太郎ブログ(*1)への「いちごメロン」さんコメントについて (分かりやすく一部語句を修正)

「血清中の自己抗体検出を行うために組織切片に血清検体を振り掛けること」は、常識で全く問題ありません。
「学会発表は正式な論文投稿の前のプレリミナリー(準備的)なデータを発表する場ですから<N=1ですが>なんらおかしいことはありません」は、N=1を明示すれば言うとおりですが(N=1の明示なし)、研究者は恥ずかしくてN=1は同じ教室内以外では公表しません(いちごメロンさんは例外なのでしょうか)。試行が1しかないなら、次も有意な結果が出る可能性もありますが、池田発表はいくつもの否定的結果の中から唯一の都合の良い結果を示しており、N=1でさえありません。
 「段階を追って、略 BBBの通過の可否、炎症惹起性の確認、症状の確認、自己抗体除去介入などによる因果関係(必須条件として)の確認&症状の特異性」は私でも以前から知っており、池田発表がいかにも拙速だと考えた根拠です。炎症でBBBが壊れてIgGが脳に入ることがあるのは常識ですが、抗体産生して殺された自己免疫モデルであるマウス脳に抗体沈着がなければ意味なし(上先生記事で、検査されているが異常がないらしく発表されないと知りました。)
 「内容の新規性が問題とされ、学術論文としてアクセプト(受理)されていたものでもリジェクト(拒否)される」可能性があるというのはそのとおりで、恐れがあれば発表せずpublish(出版)後に発表すれば良いです。「問題があるとすれば、プレリミの段階でのマスコミへの誤解を招くようなプレスリリースをやってしまったことでしょう。」という指摘は全面的に賛成です。
 池田教授はNEWS23に対し「明らかに脳に障害が起こっている。ワクチンを打った後、こういう脳障害を訴えている患者の共通した客観的所見が提示できている」と語ったことに対し、「マウスの脳の炎症に言及したニュアンスの発言。おそらく、別の自己抗体投与で脳炎<もしかしたらよく似た投与実験をやっていたのかもしれず>と、インタビュー時に彼の頭で一時的に混乱だったか」「大グループでの教授連中はしょっちゅうそういうトンチンカンな質疑応答をやるのが常です」と弁解していますが、(後者は私もたまに見ます)池田教授は一切訂正していませんから、弁解も根拠なしです。
 いくつか述べましたが、信州大学から追及される本質的な問題は、N=1問題ではなく池田教授が<#3、他のワクチンや(対照となる)生理食塩水を接種した特異マウスからの血清をかけても、IgGが結合し強く緑に光る画像はいくつもあった>を意図的に隠したということです。これはデータの不正改ざんに違いありません。
 N=1と村中が推測ではありません。NF-kB p50 KOマウスを用いた研究をしていた、同行した宮川剛先生もいくつもあったと証言しています。http://togetter.com/li/990218。よって、「最終的な論文ならば、、」以下は残念ながら的外れの弁解です。

 匿名さんの紹介ではいちごメロンさんは「神経免疫学が専門で大学で実験、指導されている先生」だそうですからお聞きしますが、あなたもこのようにデータを隠して発表されますか?

宮川先生も< 「沈着」という言葉は、ある程度の期間脳に定着しているという意を含むので、単に血清を別マウスの脳にかけた後に染色した結果に使う言葉としては不適切。これを説明せず自己抗体が海馬に「沈着」し脳に障害が起こっていると発表されてしまっているのはまずいです。>と言っています。

私にとっても村中璃子氏にとっても、厳しくない説得力もない、コメント内容です。
髙畑克徳論文も臨床神経生理検査の裏付けなし、国際的に発表したら袋叩きになります。是時、重要ですので一流な国際誌に投稿されることを期待します。

(*1)日本の新聞・テレビが医学に落とす暗い影

7月7日、より正確になるよう修正しました。「のは1例しかなかったが、

子宮頚がんワクチン副反応50


スポンサーサイト
子宮頸がんワクチン | 12:22:21 | トラックバック(0) | コメント(0)

FC2Ad