■プロフィール

POWriter

Author:POWriter
FC2ブログへようこそ!

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■POWカウンター

Thank you.

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

子宮頚癌ワクチン副反応3
科学的論評のためにNHKに望むこと

 昨日、NHK教育テレビのハートネットTV「緊急報告 子宮頚がんワクチン接種後の障害」が放送されました(2014年12月16日)。2例目は、中学生で体育祭練習中に手が震えて発症したそうです。3つのビデオのいずれにも神経内科医としては不思議な点があります。これらが、いつどれくらいの期間あったのかが診断に重要です。それらよりも、ほぼ毎日突然意識を無くし、長い時は3時間以上も全く反応が無いとのことが問題です。これは、失神やてんかんなどの器質的疾患では起きないことです(何らかの反応があれば違ってきます)。これが無い時は、話したり食事したりできるわけですから、遷延性意識障害をきたす他の病態はまず考えられません。
 ハートネットTVは障害者の視点で作られている番組であり、今回の担当ディレクターや患者・家族の勇気ある取り組みを評価したいと思います。残念なことに前もって知らなかったので、2例目のペンケース会話の直前からしか見ることができませんでした。NHKの影響力は大きいので2-3コメントしたいと思います。
 まず、担当者に申し上げたいことですが、本年3月までの副作用の主要症例176の中にも本例が含まれていないので調査が不十分と受け取られるのはおかしいです。製薬会社側でもなく有力と家族が考えた全国各地の15か所もの医療機関が、副作用報告制度やその意義も十分知りながら、本例を副作用の症例とは報告しなかったのが事実として残っているのです。「ここまでが精神的な、、」といいながら診察券を並べたことから、その中のいくつかでは副作用ではない心因性と判断したのだろうと思われます。
 私が本例の主治医であるなら、これまで経過は不問にしても、今後、心因性の反応きたす可能性があるので報道取材対象にはしない(ならない)ように言いたいです。これは、心療面で経験を積んだ医師にはうなずいてもらえることです。副作用対策キャンペーンは、不思議ではない症例が他にも多くいらっしゃると思うので、その方々が引っ張ることが良いと思います。
 また、真実を求める科学的な論評であっても実名が出るとその人格に対してとなるので、診断に重要な顔は写しても1例目のように仮名にするのがNHKとしては必要です。仮名であっても顔を写すというのは、実名に負けない十分勇気あることです。
 前回まで述べてきたように、心因性であれ、器質性であれ、子宮頚がんワクチン接種後の患者が、それぞれ正しく有能な医師に適切な診断・加療を受けられるように祈っています。
スポンサーサイト


子宮頸がんワクチン | 13:14:24 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad