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子宮頚癌ワクチン副反応4
科学的論評のためにNHKに望むこと(続)

 ハートネットTVの12月23日再放送で全部見ました。症例1は子宮頚癌ワクチンを3回受け、その後2年間は普通にバスケットボールなどができたが、2013年9月から左上下肢の麻痺が出てきたそうです。検査をしても異常なく、「年頃だから精神科受診しなさい」と言われて受診しても変わらなかったそうです。
 ワクチン接種後2年間病的プロセスが潜行してから発症するかは専門家に任せるとして、本例の大学病院での診断が「予防接種後関節障害」1行では、脳卒中で片側麻痺の患者の診断書を「高血圧症、脂質異常症」とするようなもので、おかしいです。本例では、片側の麻痺が出てきた時に関節拘縮ではなかったですし、検査で異常がなかったとのことで頚椎障害も否定的なので、肝心の麻痺の原因を述べていないからです。
 医療関係でない方のために分かり易く説明します。ワクチン接種後の副作用は、自己免疫機序によると想定されます。何かの原因(この場合ワクチン)で自分のリンパ球を中心とした免疫系がおかしくなり、自分の体の正常な組織を障害します。リンパ球は流れて移動するので、標的となる組織が体の左右にあれば、両方とも侵すことになります。慢性関節リウマチはこの代表的な病気ですから、ワクチン接種後に四肢に関節障害が起きても不思議ではありません。本例も片側にだけ関節障害ではないでしょうが、前に述べたように麻痺の説明はできません。
 自己免疫機序による末梢神経障害も良く知られていますが、これも左右とも障害されます。ごく稀に原因不明で末梢神経の神経叢障害が片側に出ることがありますが、同じ側の手の神経叢と足の神経叢はかなり離れており、神経叢障害では説明困難です。本例のような強い障害が末梢神経によるものであれば専門医の神経伝導検査で異常が確認できるので診断も既についているはずです。そうではないので、末梢神経障害では説明ができません。
 脊髄障害や脳障害で片麻痺が起きることがありますが、MRIは必須の検査であり、異常が言われていないので、本例のビデオで見られるような完全麻痺は説明できません。確実には、私が他例を検査したように、頭を磁気刺激装置で刺激して麻痺側の誘発筋電図を調べる必要があります(東京都内に磁気の定位刺激ができる装置を持った著名な別な大学があるので検査をお勧めします)。この検査で麻痺肢に数mV近い振幅があり、潜時と言われる刺激から反応までの時間に有意な遅れがなければ、脊髄障害や脳障害ではないと考えられます。

 副作用報道の中、私の発言を心配してくれる友人もいますが、子宮頚癌ワクチンの真実を追求することは、私が参加しているボランティア活動とは比べることができないほど、重要です。何年もこれに関わっていますが、他の人が代わりに指摘することは期待できません。前回のブログ記事も担当ディレクターにお知らせしました。再放送を知ることができたブログも副作用と効果の観点で担当ディレクターに意見を述べたそうですが、私は一貫して心因性の観点から動いています。

 心因性の患者は、人前で話すことができない弱い人がなるのではなく、いじめなど悩みが明らかな人がなるのでもありません。善意で動いていても、不正確な報道であれば、本来の副作用患者よりも悲惨な心因性患者の発生に責任があること自覚していただきたいと思います。

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子宮頸がんワクチン | 12:59:08 | トラックバック(0) | コメント(0)
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