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子宮頚がんワクチン副反応 20
心因性の病名をどうするか?
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 HLA続報に追加を検討しているので、より重要なこちらを先に出します。欠点を指摘して得点しても、それだけでは心因性患者の発生を減らすという勝利は得られません。

 子宮頚がんワクチン副反応16で、DSM第4版の身体表現性障害は、簡単にいうと誤りだったとのことです。では、どのように呼べばいいのでしょう?

1)「身体症状症および関連症群」では足りない

 DSM第5版の「身体症状症および関連症群」でも、実は、心因性のもう一つの群「解離症群」を含んでいないので、これと合わせて呼ぶには不適当です。

2)機能性神経障害では混乱する。

 審議会で副作用例に機能性身体症状という一人だけの和文提案も見られますが、心身の反応というよりも説明が意味不明です。これを認めさせるには、2-3ページの英文論文でも無理で300ページ超える本の出版が必要です。

 これと関連するか知りませんがDSM5の「身体症状症および関連症群」の中の一つが、Conversion Disorder (Functional Neurological Symptom Disorder) 変換症/転換性障害 (機能性神経症状症) という風に( )付きで記されています。この副題では混乱します。
 なぜなら、昔から医学部講義の中で、てんかんや頭痛などを機能性障害という単元にまとめることが続いており、私も琉球大学の神経内科講義スケジュールをそのようにしたこともありますが、下記の教科書でもそうなっています。これらは神経内科学の中なので神経という語はついていませんが、虚血性心疾患などもある場面では、当然、機能性神経疾患と呼ばれます。DSMは精神領域以外を外した狭い用語集なので配慮が足りません。

江藤文夫・飯島節(編) 神経内科学テキスト3版 南江堂 2011
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鈴木則宏・荒木信夫 神経学 (講義録) メジカルビュー社 2007
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柴崎浩 神経診断学を学ぶ人のために 2版 医学書院 2013
柴崎神経症候2nd目次1

 これは、メリット神経病学と呼ばれるバイブル的神経学教科書から源があります。
メリット神経病学2版 椿忠雄訳 医学書院1983
Meritte2ndTextContent.jpg

 逆に、統合失調症など器質性精神疾患と対比させ、ぜんぜん違う疾患群を機能性精神疾患ということも、精神科医の講演会などでしばしば見ます。以上のように、わずかな文字違いなので、機能性神経症状症は一般人を混乱させる用語です。

 誤解があるといけないので述べると、DSM5でも「身体症状症および関連症群」とさえ同列ではなく、機能性神経症状症を心因性の代名詞のように用いるのは誤りです
 「身体症状症および関連症群」の中だけでも、変換症(*)と比べて、「機能性神経症状症」は文字の意味するのは不明です。本来、神経は解剖学的構造に全て何らかの機能を担っており、わざわざそう言われても「はてな?」です。生理的振戦ですら、DSMとは違いますが、機能性神経症状としておかしくありません。

 この( )付き副題に過ぎない呼称は、すでに一部で混迷している心因性障害を意図的に混乱させようという狙いでない限り、排除(排撃)すべきです。つまり、心因性障害を機能性神経(身体)症と呼ぶべきではありません。その一部はDSM5の正式病名「変換症」と呼んで十分です。

(*)子宮頚がんワクチン副反応9で、conversionを転換と訳すと「てんかん」と聞くだけでは区別できないので、conversionを転向障害もしくは変更障害と訳す方が良いと述べていますが、先にDSM5で実現されていました。

子宮頚がんワクチン副反応 20
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子宮頸がんワクチン | 10:58:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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