■プロフィール

POWriter

Author:POWriter
FC2ブログへようこそ!

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■POWカウンター

Thank you.

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
子宮頚がんワクチン副反応23
「ヒステリーの歴史」から
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 重要なHLA関連のために、まとめが間に合わなかった記事です。

 シャルコーを紹介しましたが、歩きながらも読んだ本の一つがトリヤEtiene Trillat の「ヒステリーの歴史」1986年です(*1)。ゲッツの「シャルコー神経病学講義」原著の前年に出版されていますが、登場人物の多い大河小説のように、これでもかというくらい関係者が出てきます。シャルコー本では足りなかったヒステリーの歴史的全容が分かるので、心因性患者の診療に自信・ゆとりを与えるでしょう。以下、学べる点を上げます。

トリヤHysterie歴史表紙

1)てんかんは脳の病気としたヒポクラテスは「子宮の窒息」として不定の症状を記載しているが、ケルススがヒステリーを書き遺した。
2)シデナム舞踏病Sydenham's choreaに名の残るシデナムが、ヒステリーを「非常に多様で、他の病気のまねをする」独立な病として、ヒポコンドリー(心気症)ともに慢性疾患に分類。(*2)
3)メスマーが、「病気の症状と考えられているこの『発作』は実際には健康にもいい分利」だと主張(1799年、回想録)。(*3)
4)p114、古典派以来、性はヒステリーと関係。(子宮頚癌ワクチンも初めて性に纏わるワクチンです)
5)ブリケ(1796-1881)は多数のヒステリー例を診た。シャルコーは1870年までに、多発性硬化症・脊髄ろう・筋委縮性側索硬化症の研究を終えていたので、病棟再編をきっかけにヒステリー研究を始めた。
6)弟子デジェリンDejerine(1806-1875)がヒステリーにおける情動を強調し心理療法で治療した(*4)。p195、ヒステリー発作は、てんかん発作のように一様で早く小さな運動ではなく、無秩序で大きな運動を伴うと、彼はつけ加えている。
7)催眠によらず連想法を用いたフロイトは正統なシャルコーの弟子であり、ヨーゼフ ブロイアー(1824-1925)が自己催眠状態で連想をたどり起因を再発見した娘の症状が消えたことを1893年に報告。
8)p332、ヒステリーは医者が興味をやめた時から、消えた。(*5)

(*1)訳が悪いとアマゾンで書評されていますが、内容は良いのに英語訳もないのは、原文自体が訳者のいうように難解なのでしょう。清書中(12月29日)に発見して驚きましたが、OpenBookでの抄録があります。でも元が混乱し大部なので分かり易いとはいえません。
(*2)DSM5でも身体症状症関連として、変換症(ヒステリーの一部)と身体症状症(心気症)が並んでいます。解離性障害も含めて呼ぶ語は、心因性障害(偏見に啓蒙すればヒステリーでも十分)以外にないことを指摘
(*3)今言えば疾病利得ですが、「分利」という方が良いかもしれません。心因性発作による「本人も被る不都合」の「分け前としての利得」と解釈すれば、わざとらしくありません。
(*4)岩田誠先生も、症候学としてはデジェリンの『神経疾患症候学』(1914)に勝るものはないとのことです。
(*5)今、医師の多くは心因性障害に対して無防備です。DSM5で変換症Conversion disorderは心因が見えないのが当然を知らずに、診断に迷っています。逆に、患者として報道に取り上げられる現在では、心因性障害は増えるのは必然です。

 性に関するワクチンで心因性障害が多発している現況は歴史的にも特異です。性年齢の低下携帯電話での情報の動きも記録に残っているなど、文化にも素養のあるはずの精神科医は手をこまねいて見ていて、研究はしないのでしょうか? 精神科医の活躍が期待されます。

子宮頚がんワクチン副反応23
スポンサーサイト


子宮頸がんワクチン | 08:27:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。