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池田の英文症例報告4 表面筋電図もおろそか
子宮頚がんワクチン副反応64
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

 信州大学神経内科といえば、臨床神経生理で有名だった柳沢信夫先生が教授をされていた教室です。私も不随意運動に興味があったので彼を尊敬していました。その後を継いだ池田教授はどうでしょう。

 報告の2例目は2011年2月末にHPVワクチン初回接種。3回目(9月)からでも9か月間近く何事もなく過ごし、2012年6月初旬に目の痛み、複視を訴え、6月中旬の朝に左片麻痺となり救急入院、脳MRIは正常で麻痺回復して退院。その後、しばしば学校に行かなくなるとともに不定の刺すような痛みと手の運動困難が出てきました。音や触刺激に敏感になりパニック状態を起こし四肢の震えをきたしました。いくつもの病院を受診して、精神疾患や不安障害と診断されました。(*1)
 この間、反対運動がおこり、2013年4月1日からワクチン定期接種となったが4月9日にはYouTubeに「子宮頸がんワクチン接種被害者映像」が公開されています。
 2013年7月ひどい食思不振となり、同11月に頭痛、肢痛、歩行障害で信州大学受診し、筋力は正常、下肢に触れるだけで肢の激しい震えが起き歩けず。末梢神経伝導検査は正常、表面筋電図で振戦ではなくミオクローヌスという不随意運動としています。
 ミオクローヌスは「ピクツキ」と表現されるように、ごく短時間約0.3秒以下の筋や肢の動きです。甘い基準でも0.5秒以下です。しかし、この図では0.5秒を越えているのがいくつもあり、知られているミオクローヌスとさえ言えません。私が被験者になっても図のような記録は残せるでしょう。検査で示しているから器質的異常とは言えず、専門家はそれを読み解くのです。

図1 症例2の表面筋電図 (pdfから作成、四角幅は0. 5秒、青四角幅0.3秒)
著者はミオクローヌスとしているが、持続が長い収縮いくつもあり、ミオクローヌスの特徴に合わない。

KinoshitaCase2EMG1.jpg

 9か月も経ってから裏付けのない神経症状をきたし(*2)、ワクチン問題以前では疑いもなく心因性とされたでしょう。小児の心因性障害に歩行障害は多いです。

(*1)2014年6月、Kinoshita他、Intern Med 53: 2185-2200
(*2)一過性脳虚血発作など鑑別すべきですが、彼らの検査所見に支持する所見は述べられていません。彼らも一連と考えたいはずですから、この議論は不要でしょう。

 長期戦です。今後はいろいろ制約あり、月に1-2編を1週と3週に出せるようにがんばります。このブログに、グラフ型データベースについて書くことも考えています。
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子宮頸がんワクチン | 19:54:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
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