■プロフィール

POWriter

Author:POWriter
FC2ブログへようこそ!

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■POWカウンター

Thank you.

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

池田教授の脳抗体実験の真実2
(タグ;子宮頚癌、頸がん、頸癌、副作用)

実験の手順

1)分かり易いように図解で示します。ヒト換算で100倍量のHPVワクチンをこの特異マウスに接種しました。前述のようにNF-kB p50ノックアウトマウスの中には、自己免疫疾患を発症したものがいます。個々の割合は示されていませんが、理論的には図の様な組み合わせとなります。

図3、脳抗体実験の実際
下段は染色標本上の抗体結合の有無を表す。食塩水とあるのは、PBSと略される生理的な緩衝液のことです。
池田脳抗体2

2)HPVワクチンと肝炎ウィルスワクチンを接種されたマウスでは抗体ができて血中を流れますが、タンパク質が含まれない食塩水投与マウスには抗体ができません。

3)接種されたマウスの脳に障害が起こるかが最重要なので、接種されたマウスを殺して脳を採って調べるのが常識です。しかし、数カ月もすれば加齢により神経細胞死が生じる特異マウスなので、12か月目で殺して調べた所見がワクチン接種によるものか区別できないので発表もされていません。(*1)

4)血中抗体の有無をみるため、接種されていない交雑系マウス脳を切って薄い標本にして、接種された特異マウスの血液を標本に乗せ、その後、抗体染色をしました。前述のように、邪魔になる脳血液関門を除くことですし、それよりも、自己抗体とワクチン由来の抗体か区別できないので、この実験は「茶番」です。交雑系マウスを使ったことも重要な過ちなので、次回解説します。

5)実験は条件をそろえた中で、絞られた要因を比較するものです。通常であれば、1匹の交雑系マウスの脳から標本を何枚も作り、その中の1枚にマカトかニセ子の血液をかけ、他の1枚にアル公かルミ子の血液をかけ、別な1枚にチュー吉かノッ子の血液をかけたのです。事前に、マコトかニセ子か分かりません。これが試行1です。さらに別な交雑系マウスの脳の標本に同じように3種の血液をかけて試行2として、これを繰り返します。

6)ところが、池田教授のスライドには重大な疑惑があります。
連続切片を切り出しても標本作製の都合で何枚か飛びになる事があります。それでもとても薄い片なので細胞の分布などが類似になります。脳構造の立体的変化(参考資料;Mouse Brain in Stereotaxic Coordinates 1997)や標本のアーチファクトと呼ばれる傷などを手がかりにして、同一ブロックから作ったものか分かります。

図 池田発表PDF
Ikeda201603MouseBrain1F.jpg

池田発表スライドをこの観点からみると、緩衝液(PBS)接種特異マウス血液に使用した交雑系マウスと、染まっていない肝炎ワクチン接種特異マウス血液は同一と思われます。しかし、対照となるべきPBS接種特異マウス血液に使用した交雑系マウスと、HPVワクチン接種特異マウス血液に使った交雑系マウスとは明らかに違います。(*2)
 しかも、標本となったのは野生系ではなく、次回説明するように病的な交雑系マウスなので問題になります。(*3)。

 知っている方もいると思いますが別な論文不正事件で、電気泳動で試料と対照は同時に泳動しなければいけませんが、対照を別な同様実験から借用して並べた画像で論文にして「捏造」とされました。研究者からすると、同じになるに決まっている対照の見た目を気にしただけで結論は変わりないと言いたいですが、研究はこのように厳しいのです。

 時間的、空間的、論理的な制約を受けた「まとまり」がN=1であって、このような配慮もない抗体染色データプールの中から、今回のように都合の良いデータだけをピックアップするのはN=1でさえありません。矛盾するデータもあるのに、科学的な理由なく都合の良いデータだけをピックアップするのは「限りなく捏造に近い」データ不正改ざんです。

(*1)月刊Wedge7月号「子宮頸がんワクチン薬害研究班 崩れる根拠、暴かれた捏造」
その
一部
(*2)同一個体の連続切片であるかについて、この領域でのマウス研究者が実名で批判されるなら、十分検討の用意があります。
(*3)村中さんがWedge7月号で、「交雑種マウスでは起きた異常を何も説明できない」と嘆くのはこのことです。

子宮頚がんワクチン副反応68
スポンサーサイト


子宮頸がんワクチン | 09:31:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad